ビリーエリオットを観て

私が今まで観てきた中で一番楽しいミュージカルだったので、おもいでとして残しておこうと思います

ミュージカルビリーエリオット、ロンドンで観た時は英語が分からないから完全にニュアンスで観てたんだけど、それでも印象に残ったシーンがいくつかあって
それが日本人キャストで再現されていたのが、より胸に来るものがあった
私は日本の演劇界って辛気臭いなあっていつも思うんだけど、内容が「1980年代の炭鉱スト真っただ中の労働者階級」という辛気臭い設定でも、コミカルに底抜けのパワーで表現してくれるビリーエリオットを、日本人キャストでやってくれたことが本当に本当にとっても嬉しかった!

先日観たインバルピントで、世界観に日本人合っていなくてがっかりしていたことを引き摺りかけたんだけど、そんなこと始まってすぐ気にならなくなってしまったな、やっぱりビリーエリオットカンパニーはすごい、、日本版にしてもこんなに素晴らしいショーが作れるんだな、、
凄いよくできた舞台って、難しく考えなくても全部内容が頭に入ってきて、なおかつ自分の中で考えさせてくれるけどこのミュージカルはまさに!
ここまで綿密に丁寧に人間の感情が綴られて表現されていて、それを見て通り過ぎていく人がいるわけがない、、インスタグラマーにチケットを配っている場合ではないぞ、、
でもなぜ、日本人が作る舞台って辛気臭くてじめっとしててコンテンポラリーに陶酔しがち♪なんだろう…お国柄…?

まずミュージカルビリーエリオットの原作リトルダンサーはストーリー自体が非常に面白くて
ビリー役の5人は1年かけたオーディションでレッスンを受け続けていて、そういった背景が物語の中でビリーが成長していく姿と重なってしまう
人が成長していく姿が響かない人っているんだろうかと思うのですが、このミュージカルは知れば知るほどいろんな深みにハマってしまう
2か月なんて本当にもったいない、もっと続ければもっと良いステージになるはずなのに..
日本の演劇界の激ヤバループ「‪チケット代が高いから気軽に来れない→大衆文化になり得ない→人が来ないから採算が取れない→はじめにもどる」に加えて「良い劇場も作れない→ロングランができない→‬大衆文化になり得ない」という要素も加わると、一消費者にはもう何も言えないのですが..劇場も役者も慈善事業じゃないんだから、きちんと集客見込みがある方を選ぶよねって考えると、まあ…

初観劇はマチネで咲哉ビリー、ソワレで晴翔ビリーを見ました
アカデミーナイトでは工藤結太くんと晴翔がかわいいな~って思っていて、晴翔だけが残り
結太ビリーも観たかったなあ、あのツンとした生意気パーマな雰囲気が絶対合うと思ったのに…ひたすら残念!

昼は咲哉ビリー 城野マイケル
さくさく、バレエが特別上手いとかそういったことは思わなかったけど、等身大のそのままのビリーだった!
第一声からのやさぐれた雰囲気も物言いも、環境に戸惑うこども!とにかくかわいいビリー!
スモールボーイは3人の中でも大天な岡野凜音くんだった、、かわいくて食べたかった….
エストエンドで観た時もスモールボーイがかわいくて昇天した覚えがあるんだけど、ブロンド天使に負けず劣らず凜音さん!!!!
OPでチュッパチャプスの紙をオケピに渡すのも、肩車されてイェーイ!って両手を付き上げるのも(ここがいちばん好き)、ビリーが踊るのを真似して「かっこいい!」って言うのも、もう全部かわいい、かわいい点をあげていくとキリがないので霧ヶ峰
マチネのマイケルは城野くんだったのですが!この子!すっごい役者さんだ!!!
親友のビリーが大好きで、女装が趣味だけど、だからといってゲイであるのか、ビリーだから好きになったのか..ってシンプルにトランスジェンダーの問題なのかどうなのかっていう
こういう風にマイケルって人によって解釈が違う役ですが、ビリーとマイケルの関係性によってふたりの人柄が、素晴らしさが際立つ、マイケルは本当の立役者
この記事でマイケル役の4人がどのようにマイケルと向き合うかが話されていて興味深かった
ミュージカル『ビリー・エリオットリトル・ダンサー~』4人のマイケル(古賀瑠/城野立樹/持田唯颯/山口れん)が明かす現在の心境 https://spice.eplus.jp/articles/145300
城野くんはもう身体も少しできあがりつつあって、立派な少年なんだけど、優しくて陽気だけど繊細なマイケルの人柄がぴったりで、とても良かったなあ
カーテンコールの撮可タイムで「さくさくー!」って呼びよせて咲哉くんをハグして客席にアピる城野くん、わかる、さくさく、かわいいよね..まだ10歳だもんね…

夜は晴翔ビリーに唯颯マイケル
いやーーーーーもう!!!咲哉くんは等身大のそのままのビリーだけど、晴翔くんは表現者でありパフォーマーであり、すっかり魅了されてしまいました、見惚れてしまいます!

Shineで上手奥のサンドバッグに捕まる姿が咲哉ビリーはぶらさがってるかんじだけど、晴翔は捕まってるかんじでこの差も楽しい(T_T)
私がビリーエリオットでいちばん好きな曲はSolidarityでビリーがどんどんバレエが踊れるようになっていく姿なんだけど、最後のえいえーんに!でピルエットしてポーズ決める姿を見ると咲哉でも晴翔でもぶおおおおって涙が出てきて、そこまで感情移入させるミュージカルに会えたことがとても嬉しかった…ロンドンの時はここまで思ならなかったのは英語が分からないからだろうな….やっぱり言語とか感覚が違うと細かいニュアンスがくみ取れないから、考えながら見ることができないの…
Expressingもビリマイがかわいいし、Angry Danceで飛び散る晴翔の汗が暗い舞台に当たる照明にとても映えることとか、Electricityの日本語訳とビリーの個性によって変えられたダンスとか!!全部が全部印象的で、やっぱり2か月で終わるのはもったいない…私が富豪だったら全員のビリマイを観たかった(T_T)

最後の自転車のシーンで唯颯マイケルが頬に涙を流してて、いろんなビリーがいていろんなマイケルがいて、マチソワで観れて本当に良かったなと思いました
その後のTwitterで唯颯くんが、はるとビリーとの最後の共演だったので涙を流していたと書いていて、胃がひっくり返ると思った…サイドストーリー多すぎまる!!!

ウェストエンド版Finaleのタップ、大好きなんだけど、それを~~~一音で超えてくれたさくさく、ありがとう、、私は意外と日本が好きで、同族意識があるみたい。
好みとしては島田歌穂さんのウィルキンソン先生、素晴らしかったな~トールボーイもバレエガールズもあげたらキリがないけど、残り2公演を楽しみたいと思います!!!

ホリプロの社長がもし次に上演するとしたらオリンピック後の4年後ぐらいとTweetしてたけど、2年に1回はやってほしいな~
日本でビリーエリオットを上演してくれてよかった、ホリプロミャンマーに感謝!!!

ビリーエリオットで面白かったインタビュー
“「電気」は「石炭」と対”  http://enterstage.jp/interview/2017/08/007808.html

赤坂ACTシアターの当日券システムについてメモ
正直持ってたチケットを流しまくっていて(仕方なかったとはいえ、本当に後悔しています)もう観る機会がない!と終演後に勢いでソワレ晴翔ビリーの当日券に並ぶことにしました
この日は幕間で既に15人ぐらい並んでいて、無理かな~と思いつつも、終演後15時にとりあえず並びに
16時前にスタッフさんの「当日券13枚・立見30枚です」というアナウンスに大丈夫そうと思ったら、直前で終了と言われ
確実に入れる保証はありませんが、キャンセル待ちの整理券を配布しますとのことで3番をゲット
開演5分前に再集合したらキャンセル待ち5番まで呼び出されていました
3番の時点でH列最下手とJ列の中央ブロック2連番が残ってたかな?おそらく関係者席でしょう
私の前で立見券が終わったのに3番だったのは、前に並んでた人で立見が嫌でキャン待ち整理券をもらった人がいたのかな
運よく前方ブロックを定価でゲットできたので、終演後走って本当に良かった!

エストエンドのおもいでが残ってた!